もう、マウントとか無しで、身ひとつで飛びたいみたいな要望ってないのかな。
「マウントに乗る」⇒「飛ぶ」⇒「降りる」を繰り返しているうちに、「マウントの種類」の単純な追加ではなく、「身ひとつで飛べたら良いのに」と思ってしまうのであるが、「要望は多いが、不明瞭な世界観という概念が実装を遠のかせる」のか、「そもそも、そんな要望は無い」のか。
この土日を含み、祝日を加えた3日間、ずっと「FF14」をやっていた。ボク自身、「すごくがんばったので、自分自身を褒めてあげたい」気分である。
何がそんなにボクを冒険へと駆り立てるのか。
「いい加減、話を進めないとネタがない」、その一義だけである。
「モブハント」をしながらごくわずかな日当を稼ぎ、なけなしのお金で装備を更新し「ドラゴンズエアリー」をクリアする。
次は、「イシュガルド教皇庁」へ行くための装備をそろえる必要があるが、すべてをマーケットで買っているワケにはいかない。
クエストでもらえるものがあればソコでもらい、もらえない部位は“しかたなく”買うという手段を取らざるを得ないのである。
「もう、効率的に進めよう」と思い、装備がもらえる「サブクエスト」を探し、一点突破で攻略していこうと考えた。
Lv.56の装備がもらえる「サブクエスト」は、ドラヴァニア雲海にある「一触即発の渡り怪鳥」や「その正体は……」というクエスト名であるコトがわかった。
だが、颯爽とドラヴァニア雲海に降り立つも、肝心のクエストが無い。
「ほう……」と思い、改めて調べてみると、「前提クエスト」のクリアが必要であることがわかる。そこで、ひとつ前の「前提クエスト」を調べてみると、さらなる「前提クエスト」が存在する。
戸惑いながらも、この「前提クエスト」の始まりはどこかと調べていたら、次第に“憤りを覚える”結果となる。
「一触即発の渡り怪鳥」を例に、どれほどの「前提クエスト」があるのかを列記する。以前にLv.54の装備を取得するために終えたクエストの続きからである。
- 守れ、モーグリ護衛団
- モグッカ、応戦中!
- 決死のメッセージ
- モグッカの不安
- モグオクの予感
- ヤツらの狙い
- 調査隊、出発!
- 宮殿の凶刃
- モーグリたちの大冒険
- 「ズンズン戦闘団」全員集合!
- モグズンの見学
- モグコンの成長
- モグートの勉強
- 「ズンズン戦闘団」危機一髪!
- 聖女シヴァ像を愛でる者
「おいおいおいおい……」、もはや装備を一部位取るためにこなすクエスト量ではないのである。
そう、これほどのクエストを受けながら、ボク自身が必要な装備は、コレらを前提とした「一触即発の渡り怪鳥」で得られる一部位だけなのである。
もうひとつ、「その正体は……」でも前提クエストが7~8コある。
「たった……たった、一部位の防具が欲しいだけなのに……。たった、一部位……」
得られるリターンに対し、作業量がハンパないことは言うまでもない。だが、背に腹は替えられない。それにクエスト報酬でお金もたまるであろうと考えた。
ふつふつとボクの中で湧きあがる憤懣遣る方無い思いを押し殺し、無我の境地でただひたすらにコツコツとクエストをひとつずつこなしていく。その姿はさながら、ヒヨコを雄雌に分けていく鑑定士さながらの姿である。
しかしふと、自我を取り戻し、クエスト内容を見てしまった。
「クエスト報酬が4~500Gってなんやねんっ! ガキの使いやないんやぞっ! ゴルァ!」
経験値が多めに設定されているから、金銭は低く設定されているのかもしれない。だが、クエストに行くたびに「わざわざ英雄殿が直々に来てくれるなんて」といったような扱いを受けておきながら、4~500円のお小遣いを握りしめてお使いをしている状況である。
「胸に手を当てて考えてほしい。方やニーズヘッグの脅威からイシュガルドを救った英雄。方やニーズヘッグの脅威に防戦一方でおびえていた人。この、エーテル計測器を回収するだけの仕事、本来やらなきゃいけないのってどっちなんだろ? ね?」
例えば敵としては自分より弱い敵であったとしても、「命がけの仕事の報酬」が4~500円というのは、いかがなものか。
そう考えた時、「これは、“絶対に死なない”という、光の戦士の力を加味した額なのではないか」というコトである。
ならば、である。「一度死ねばアカウントごとBANされる」というゲームシステムであった場合、「クエストの報酬」はいくらに設定されるのか……。“命の値段”を見てみたい気がしないでもない。
「光の戦士」の効能は、「超える力」などではなく、「絶対に死なない」という「不死の力」がもっとも大きな恩恵なのかなと考えている。
後、最近お金の話しかしていない。。。。
あなたの目線では、俺は英雄さまだぞ!
薄給で働かすとは何様だという感じですね。
ムービー中のキャラは純粋に人々のために戦った結果、一部の人たちに英雄と言われるようになっただけなのに。
あなたの場合、報酬目当ての傭兵というのがお似合いなのではないでしょうか。
サブクエにしても、風景やストーリーを楽しんでほしいという意向からああいった連続形式になってるのであって、報酬を取らせるためにあるわけではないでしょ。
あなたはまるで夏休みの宿題をギリギリまでやらずに、なぜこんなにあるの!と言ってる子供みたいですよ。
別に「英雄さまだぞ!」って言う気は無いのだけれども、「英雄」と呼ばれるよりは、「傭兵」と呼ばれる方がしっくりする気がしますね。
コンテンツをクリアして得た報酬で次のコンテンツをクリアを目指すっていうゲームシステムにおいて、「報酬が目当てじゃないんだよ。ただ、NPCの笑顔がみたかったから戦ったんだよ!」みたいな視点は、新鮮だし、目から鱗です。
サブクエストにおいても、ストーリーを作った労力は認めるのだけれども、「がんばって作ったから見ろ!」っていうのはエゴの何ものでもないし、「報酬を取らせるためではない」のであるならば、報酬を用意する必要はないし、遅れてコンテンツを進めるヒト用に装備を報酬に設けるならば、「単発クエスト」を用意すべきだと思います。
「サブクエスト」であるからこそ、それを「見る」「見ない」はユーザーに委ねられるべきだと思うし。
新しい発見ができたコトも、「夏休みの宿題をぎりぎりまでやらない」という性格を見抜かれたのも、とても新鮮でした。ありがとうございます!