演戯の役割 FF14 「おまえ、4.0にどんだけ時間かけるんだよ」ってぐらい終わっていない。 ただ、そうは言いつつも、「とりあえず最新情報はチェックしている」という、やたらと前向きな姿勢(だけは)褒めてほしいとも思うのである。 結局は、「自分には関係ないかもしれない」と心折れて流し読みになるのだけれども。 だから、大抵は「どうなの?」と聞かれれば、当たり前のように「ようわからん」と答えるのもまた、常である。 4.0が出た時に、海外で「RPサーバーはまだか」みたいな質問が出てきて、「それ、毎回言ってるけどなんぞ?」とは思っていたのだけれども、同時に「自分には関係ないか」と放置していた。 ただ、今回はメインが一向に進まずに、書くコトがないので、これを全力で触れて、触れ倒していきたいと思っている。 ボクとしては、この辺の「文化レベル」に対しては、非常に疎いのだけれども、どうやら「role-play」の略らしく、まるっと言ってしまえば、自らが作り出したキャラクターに個性や背景を付け、ゲーム内でそれを演じるというコト(らしい)。 「わたくしは、どこどこの姫であるぞ!」みたいなものであろうか。 そんなことを、事情の知らない人たちに口走ったところで、相手の頭に「?」を数個浮かべさせてしまうだけであり、その行動を全力でまっとうするためには、周囲に理解あるヒトたちを配さなくてはならない。 小さいコミュニティであれば、LSやFCで集まるのであろうが、一歩そこから出てしまえば、普通の人たちなので、現実を突きつけられて「セカイカンガー」となるのであろう。 それが、サーバー全体が「そういう世界」であれば――と、言う話なのであろう。 ボク自身が「できるできない(たぶん、できない)」の話はひとまず置いておいて、この「RP専用サーバーがもたらす世界」を考えた時に、なかなかに「面白そうな世界」になる気がしてならない。 「RP専用サーバー」がひとつあるのであれば、おそらくそこの住人は「よっぽどの理由」か「利便性の追求」がない限り、世界観をまっとうするためにCFなどにはいかないのではないだろうか。 ただ、この世界ではPT募集に乗った時点で、その物語は始まるのである(たぶん)。 例えばひとりの竜騎士が、PT募集に参加する。そこには「クイックサンドに来てください」と書いてある。 竜騎士は同じPTである2人を見つけ、話しかける。 B「あなたが新しいメンバーね。よろしく。わたしはB、白魔導士ね。こちらはC、黒魔導士――」 C「大魔導士見習いである」 D「よろしく。大魔導士見習いさん。ボクはD、竜騎士だ」 ここで(まあ、事前にでも)お互いのプロフィールを確認し、すばやく互いの世界観を共有する。 B「あら、あなた蒼天騎士団出身なの? そんなエリートがなんでまた冒険者に? フフフ。まさか、女性関係?」 D「ボクはそんなに軽薄な人間じゃないよ。でも、近くにキレイな白魔導士さんがいれば別だけどね?」 B「フフフ。口が上手いのね」 ここで、満を持して、パーティのリーダーが登場する。 A「みんな、あいさつは済んだかい? このパーティーのリーダーのAだ。ナイトをしている」 D「ああ、よろしく。D、竜騎士だ」 A「では、今回のミッションについて説明する。この地図を見てほしい。私たちのミッションは、竜どもが巣くうストーンヴィジル、その奪還だ」 D「おいおい、まさかこの人数で挑む気か?」 A「不満か? そのために最適なメンバーを選抜したつもりだ。これほどのメンバーはそうそう集まらないとは思うがね」 C「すべてのドラゴンを焼き尽くしてくれるわ」 D「やれやれ、頼もしい大魔導士見習いだ。OK、あんたを信じるよ」 A「さあ、これからドラゴンどもと死のランデブーだ! 気を引き締めていけよ!」 B、C、D「イエッサー!!」 みたいな、ハリウッド映画的なやり取りがあるのかもしれないのである(たぶん)。 もう、これは誰がなんといおうと、「知的創造性」を活かした“遊び”なのである。全部、想像なのだけれども。 ユーザー自体が新たな物語を紡ぎ、ユーザーがその世界観を尊重しながらプレイヤーとして、それに参加する。 もちろん、メインクエストには物語があり、最近ではユーザーが選ぶ選択肢も設けられ、「冒険に参加している感」が演出されている。 ただ、その選択肢でも「ボクならこう言うだろうな」という想いもあるだろう。 ボク自身の“個性”を体現しながら、“非現実”である“冒険”に参加する。フィクションでありながも、リアリティーショーなのである。 例えば、PT募集ひとつとっても、募集欄に「彼女は非常に焦っていた。すべてを駆逐してもなお満たされない想い。その焦燥と衝動に隠された真意があった――」と、書いてあれば、「どんな物語になるのだろう」と興味を持つ。 それはおそらく、通常進行よりも速度は遅くなる。ただ、これらは「ゲーム性」を楽しんでいるのではなく、「世界観」を楽しむ行為なのである。 「メインクエストを終了した」「もろもろのコンテンツを終了した」そして次のバージョンアップまで「やることがない」。 ただ、この「RP専用サーバーがもたらす世界」であれば、「今日はどんな物語に参加しようか」と、PTを選ぶモチベーションがまったくもって異なるのである。 同じIDであれ、紡がれる物語が異なるのであれば、登場するのが同じ敵であれ、その印象や感情は、新たな“想い”に包まれ、変容するのである。 工夫次第で新たな遊びが生まれる。これが“想像力の源泉”なのであろう。 ただ、問題としては、サーバーひとつさくには、人数が少ないということなのであろう。 あとは、その世界観に参加できるか(たぶん、ボクはできない)という、少なからずハードルがあるのだと思う。 「専用サーバーができたらどうするか」――おそらく、楽しそうだなと思いながらも端から見守るしかないのだろうけども。 「この世界に突然舞い込んだ、現代人A」とかで許されるのであれば、ワンチャンあるかも。まあ、海外の話だからねえ。。。 More from my site失敗と救済希望の光最終的採集開幕の狼煙夜明け前個人的CF所感 Tweet Pocket Author: helio Shinryuサーバーで、ララフェル召喚士として、がんばると決めた! 「FF14 BLOG ANTENNA」の運営もがんばっちょりまっする! 2017年8月10日 0
演戯の役割
「おまえ、4.0にどんだけ時間かけるんだよ」ってぐらい終わっていない。
ただ、そうは言いつつも、「とりあえず最新情報はチェックしている」という、やたらと前向きな姿勢(だけは)褒めてほしいとも思うのである。
結局は、「自分には関係ないかもしれない」と心折れて流し読みになるのだけれども。
だから、大抵は「どうなの?」と聞かれれば、当たり前のように「ようわからん」と答えるのもまた、常である。
4.0が出た時に、海外で「RPサーバーはまだか」みたいな質問が出てきて、「それ、毎回言ってるけどなんぞ?」とは思っていたのだけれども、同時に「自分には関係ないか」と放置していた。
ただ、今回はメインが一向に進まずに、書くコトがないので、これを全力で触れて、触れ倒していきたいと思っている。
ボクとしては、この辺の「文化レベル」に対しては、非常に疎いのだけれども、どうやら「role-play」の略らしく、まるっと言ってしまえば、自らが作り出したキャラクターに個性や背景を付け、ゲーム内でそれを演じるというコト(らしい)。
「わたくしは、どこどこの姫であるぞ!」みたいなものであろうか。
そんなことを、事情の知らない人たちに口走ったところで、相手の頭に「?」を数個浮かべさせてしまうだけであり、その行動を全力でまっとうするためには、周囲に理解あるヒトたちを配さなくてはならない。
小さいコミュニティであれば、LSやFCで集まるのであろうが、一歩そこから出てしまえば、普通の人たちなので、現実を突きつけられて「セカイカンガー」となるのであろう。
それが、サーバー全体が「そういう世界」であれば――と、言う話なのであろう。
ボク自身が「できるできない(たぶん、できない)」の話はひとまず置いておいて、この「RP専用サーバーがもたらす世界」を考えた時に、なかなかに「面白そうな世界」になる気がしてならない。
「RP専用サーバー」がひとつあるのであれば、おそらくそこの住人は「よっぽどの理由」か「利便性の追求」がない限り、世界観をまっとうするためにCFなどにはいかないのではないだろうか。
ただ、この世界ではPT募集に乗った時点で、その物語は始まるのである(たぶん)。
例えばひとりの竜騎士が、PT募集に参加する。そこには「クイックサンドに来てください」と書いてある。
竜騎士は同じPTである2人を見つけ、話しかける。
B「あなたが新しいメンバーね。よろしく。わたしはB、白魔導士ね。こちらはC、黒魔導士――」
C「大魔導士見習いである」
D「よろしく。大魔導士見習いさん。ボクはD、竜騎士だ」
ここで(まあ、事前にでも)お互いのプロフィールを確認し、すばやく互いの世界観を共有する。
B「あら、あなた蒼天騎士団出身なの? そんなエリートがなんでまた冒険者に? フフフ。まさか、女性関係?」
D「ボクはそんなに軽薄な人間じゃないよ。でも、近くにキレイな白魔導士さんがいれば別だけどね?」
B「フフフ。口が上手いのね」
ここで、満を持して、パーティのリーダーが登場する。
A「みんな、あいさつは済んだかい? このパーティーのリーダーのAだ。ナイトをしている」
D「ああ、よろしく。D、竜騎士だ」
A「では、今回のミッションについて説明する。この地図を見てほしい。私たちのミッションは、竜どもが巣くうストーンヴィジル、その奪還だ」
D「おいおい、まさかこの人数で挑む気か?」
A「不満か? そのために最適なメンバーを選抜したつもりだ。これほどのメンバーはそうそう集まらないとは思うがね」
C「すべてのドラゴンを焼き尽くしてくれるわ」
D「やれやれ、頼もしい大魔導士見習いだ。OK、あんたを信じるよ」
A「さあ、これからドラゴンどもと死のランデブーだ! 気を引き締めていけよ!」
B、C、D「イエッサー!!」
みたいな、ハリウッド映画的なやり取りがあるのかもしれないのである(たぶん)。
もう、これは誰がなんといおうと、「知的創造性」を活かした“遊び”なのである。全部、想像なのだけれども。
ユーザー自体が新たな物語を紡ぎ、ユーザーがその世界観を尊重しながらプレイヤーとして、それに参加する。
もちろん、メインクエストには物語があり、最近ではユーザーが選ぶ選択肢も設けられ、「冒険に参加している感」が演出されている。
ただ、その選択肢でも「ボクならこう言うだろうな」という想いもあるだろう。
ボク自身の“個性”を体現しながら、“非現実”である“冒険”に参加する。フィクションでありながも、リアリティーショーなのである。
例えば、PT募集ひとつとっても、募集欄に「彼女は非常に焦っていた。すべてを駆逐してもなお満たされない想い。その焦燥と衝動に隠された真意があった――」と、書いてあれば、「どんな物語になるのだろう」と興味を持つ。
それはおそらく、通常進行よりも速度は遅くなる。ただ、これらは「ゲーム性」を楽しんでいるのではなく、「世界観」を楽しむ行為なのである。
「メインクエストを終了した」「もろもろのコンテンツを終了した」そして次のバージョンアップまで「やることがない」。
ただ、この「RP専用サーバーがもたらす世界」であれば、「今日はどんな物語に参加しようか」と、PTを選ぶモチベーションがまったくもって異なるのである。
同じIDであれ、紡がれる物語が異なるのであれば、登場するのが同じ敵であれ、その印象や感情は、新たな“想い”に包まれ、変容するのである。
工夫次第で新たな遊びが生まれる。これが“想像力の源泉”なのであろう。
ただ、問題としては、サーバーひとつさくには、人数が少ないということなのであろう。
あとは、その世界観に参加できるか(たぶん、ボクはできない)という、少なからずハードルがあるのだと思う。
「専用サーバーができたらどうするか」――おそらく、楽しそうだなと思いながらも端から見守るしかないのだろうけども。
「この世界に突然舞い込んだ、現代人A」とかで許されるのであれば、ワンチャンあるかも。まあ、海外の話だからねえ。。。
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