その行為に意味付けするという遊び。 FF14 ボク自身、「FF14」で言うところの「引退者」とよくコミュニケーションすることが多い。いや、正確には現在のコミュニケーション対象者がほぼ「引退者」という、なんとも稀有な環境で「FF14」をプレイしている。もちろん、その会話は「FF14」とは異なるところで行われているのだけれども。 それぞれが別のゲームなりをしながら、ただ適当にどうでも良いことをグダグダと話している。もちろん、ボク自身は現役なので「FF14」の話もする。「引退者」側も以前は「光の戦士」だったため、「ああ、あれか」と共通のアイコンのようにもなっている。 ボク自身が「ぼっち」として「ぼっち」然とエオルゼア生活を送れているのは、おそらくこういった生ぬるくも不確定な「つながり」を、この奇奇怪怪な環境を漫然と受け入れているからなのかもしれない。脱「ぼっち」となるには、この状況下から抜け出さなければならないのかもしれない。 そんな、おぼろげな会話のなかで、以前こんなやりとりがあったのを覚えている。 ボクが「FF14」を続けていることは皆が知っているので、おそらく興味本位、あるいは会話の糸口として聞いたのだろうと思う。 「今、『FF14』で何してるの?」 そこで最新コンテンツの話などで、「引退者」に対して「FF14」の魅力や興味をひけたら良かったのだろうが、そのあたりは触れてすらいないので、ボクは正直に答えた。 「新しいサーバーでイチから始めてる」 帰ってきた言葉が、「バカぢゃないの?」だった。 確かにそのことについては完全に同意だし、ボク自身もそう思ったため、思わず笑ってしまった。「そんなことやったって“意味”ないぢゃん」とも言われて、そのことについても完全に同意であるし、ボク自身もそう思っている。 「うーん、なんとなくかなあ。でも、楽しいよ」。ボクはそう答えた。 だが、この問いに対し現状の想いもすべて込みで正確に回答するならば、「ブログの記事にならないかなあという想いもあるし、何か新しいコトを提供できないかなと思っているから」である。だけど、ボクはそうは答えなかった。 2016年になった際に「思い付き」で始めたブログは、本記事で20記事目である。本来の想定ではもう少し多くPOSTしていたはずなのだが、まあ、このように更新数の少ないブログである。 また、記事の内容も「FF14」のブログであるにも関わらず、まったく関係ないことを書いていたり、最新情報や攻略情報を書くわけでもなく、「FF14」でのフレンドとの交流やイベントなど、「FF14」の中にあふれる“楽しさ”を記述するワケでもない。なんとなくの「思い付き」でこのブログの過半数は構成されている。 なら、いったいどの層へリーチする内容なのか、もうボク自身もわからなくなってきた。ただ、「継続は力なり」を全力で行使している状況である。 ただ、「ブログを付けること」はボク自身のライフワークとなりつつあり、「FF14」をプレイしている時には、「こんなことをブログで書けるかもしれない」と頭の片隅で考えるようになっていた。それがだんだんとおもしろく感じている。 このゲームにおいて、新しいキャラクターを別のサーバーに作り、また「メインクエスト」などをイチから行うことは、果てしなく「無駄」な行為である。するコトの意味もまったく無い。ただ、時間という貴重なリソースを無為に消費しているだけかもしれない。 以前のボクなら、そう思っていた。ブログを付ける前までは。 ブログを付け始めて、そのコトを記事化することで、この“無駄な行為”に、まったく新しい“意味”を付与することができる。それが、誰かに届くかなんてコトは知らない。ボク自身の自己満足に過ぎないのかもしれない。 でも、自己満足であれ、その“無駄な行為”にひとつひとつ“意味”付けしていくことこそが、ボク自身の遊びのモチベーションをドライブさせ、その行為を続けることができる。これこそがブログを付け始めて得た、続けることで開花した、新しい「遊びの価値」なのだ。おそらく、ブログをしていなければ、到底続けられた行為ではない。 ただ、この「楽しさ」もボク自身のなかでは暗中模索。いまだはっきりと表現できるものではない。これが「正解」、あれが「正解」といった、明確な「答え」なんてものは存在しないのだから。ボク自身が端的に「FF14」の楽しさを「引退者」に伝えられない葛藤もそこにある。 ボクは自身のコミュニティーである「引退者」の方々にブログを付けていることは言わない。現在、あまり「FF14」に興味が無い方々が見つけられるほどこのブログが育った時、そんな方々にリーチできる記事を書けたとき、そのブログ、その一記事こそがボクの「楽しさ」なんだといえる気がするから。 この“無駄な時間”を消費してまで得た、その事象がもつ“意味”が、誰かにとって「有益」かどうかなんてものはわからない。だけど、ボクはこの新たに獲得したこの“意味”で、新たな遊びの可能性を見つけていく。そして、その欠片を見つけた時、「引退者」の方々に「また『FF14』をやろうよ」とボク自身の声で、ボク自身の正直な気持ちで言える時なのかもしれない。 そしてその時こそ、「友人にブログが見つかった件」として、新しい記事をPOSTできればと思っているのである。 More from my site印象の昇華最終的採集日常と日課と演戯の役割FF14 BLOG ANTENNA更新のお知らせ命の値段 Tweet Pocket Author: helio Shinryuサーバーで、ララフェル召喚士として、がんばると決めた! 「FF14 BLOG ANTENNA」の運営もがんばっちょりまっする! 2016年3月17日 0
その行為に意味付けするという遊び。
ボク自身、「FF14」で言うところの「引退者」とよくコミュニケーションすることが多い。いや、正確には現在のコミュニケーション対象者がほぼ「引退者」という、なんとも稀有な環境で「FF14」をプレイしている。もちろん、その会話は「FF14」とは異なるところで行われているのだけれども。
それぞれが別のゲームなりをしながら、ただ適当にどうでも良いことをグダグダと話している。もちろん、ボク自身は現役なので「FF14」の話もする。「引退者」側も以前は「光の戦士」だったため、「ああ、あれか」と共通のアイコンのようにもなっている。
ボク自身が「ぼっち」として「ぼっち」然とエオルゼア生活を送れているのは、おそらくこういった生ぬるくも不確定な「つながり」を、この奇奇怪怪な環境を漫然と受け入れているからなのかもしれない。脱「ぼっち」となるには、この状況下から抜け出さなければならないのかもしれない。
そんな、おぼろげな会話のなかで、以前こんなやりとりがあったのを覚えている。
ボクが「FF14」を続けていることは皆が知っているので、おそらく興味本位、あるいは会話の糸口として聞いたのだろうと思う。
「今、『FF14』で何してるの?」
そこで最新コンテンツの話などで、「引退者」に対して「FF14」の魅力や興味をひけたら良かったのだろうが、そのあたりは触れてすらいないので、ボクは正直に答えた。
「新しいサーバーでイチから始めてる」
帰ってきた言葉が、「バカぢゃないの?」だった。
確かにそのことについては完全に同意だし、ボク自身もそう思ったため、思わず笑ってしまった。「そんなことやったって“意味”ないぢゃん」とも言われて、そのことについても完全に同意であるし、ボク自身もそう思っている。
「うーん、なんとなくかなあ。でも、楽しいよ」。ボクはそう答えた。
だが、この問いに対し現状の想いもすべて込みで正確に回答するならば、「ブログの記事にならないかなあという想いもあるし、何か新しいコトを提供できないかなと思っているから」である。だけど、ボクはそうは答えなかった。
2016年になった際に「思い付き」で始めたブログは、本記事で20記事目である。本来の想定ではもう少し多くPOSTしていたはずなのだが、まあ、このように更新数の少ないブログである。
また、記事の内容も「FF14」のブログであるにも関わらず、まったく関係ないことを書いていたり、最新情報や攻略情報を書くわけでもなく、「FF14」でのフレンドとの交流やイベントなど、「FF14」の中にあふれる“楽しさ”を記述するワケでもない。なんとなくの「思い付き」でこのブログの過半数は構成されている。
なら、いったいどの層へリーチする内容なのか、もうボク自身もわからなくなってきた。ただ、「継続は力なり」を全力で行使している状況である。
ただ、「ブログを付けること」はボク自身のライフワークとなりつつあり、「FF14」をプレイしている時には、「こんなことをブログで書けるかもしれない」と頭の片隅で考えるようになっていた。それがだんだんとおもしろく感じている。
このゲームにおいて、新しいキャラクターを別のサーバーに作り、また「メインクエスト」などをイチから行うことは、果てしなく「無駄」な行為である。するコトの意味もまったく無い。ただ、時間という貴重なリソースを無為に消費しているだけかもしれない。
以前のボクなら、そう思っていた。ブログを付ける前までは。
ブログを付け始めて、そのコトを記事化することで、この“無駄な行為”に、まったく新しい“意味”を付与することができる。それが、誰かに届くかなんてコトは知らない。ボク自身の自己満足に過ぎないのかもしれない。
でも、自己満足であれ、その“無駄な行為”にひとつひとつ“意味”付けしていくことこそが、ボク自身の遊びのモチベーションをドライブさせ、その行為を続けることができる。これこそがブログを付け始めて得た、続けることで開花した、新しい「遊びの価値」なのだ。おそらく、ブログをしていなければ、到底続けられた行為ではない。
ただ、この「楽しさ」もボク自身のなかでは暗中模索。いまだはっきりと表現できるものではない。これが「正解」、あれが「正解」といった、明確な「答え」なんてものは存在しないのだから。ボク自身が端的に「FF14」の楽しさを「引退者」に伝えられない葛藤もそこにある。
ボクは自身のコミュニティーである「引退者」の方々にブログを付けていることは言わない。現在、あまり「FF14」に興味が無い方々が見つけられるほどこのブログが育った時、そんな方々にリーチできる記事を書けたとき、そのブログ、その一記事こそがボクの「楽しさ」なんだといえる気がするから。
この“無駄な時間”を消費してまで得た、その事象がもつ“意味”が、誰かにとって「有益」かどうかなんてものはわからない。だけど、ボクはこの新たに獲得したこの“意味”で、新たな遊びの可能性を見つけていく。そして、その欠片を見つけた時、「引退者」の方々に「また『FF14』をやろうよ」とボク自身の声で、ボク自身の正直な気持ちで言える時なのかもしれない。
そしてその時こそ、「友人にブログが見つかった件」として、新しい記事をPOSTできればと思っているのである。
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