失敗と救済

ようやく3.0も終わり、必死に追いつこうとしている。ボクなりの速度で。

最低でも週一回のペースで更新しようとしていたものの、早くもその頻度が崩れてしまっている。

実は一件の記事を書いてはいたのだが、「なにかちょっと違うな」と消してしまった。

だから、ボクのなかでは「最低でも週一更新」は微塵も崩れてはいないのである。

ボクのようなプロの「ぼっちスト」であれば、コンテンツファインダーをよく利用する。なので、ボクはプロの「コンテンツファインダーマン」でもあるのだ。

プロの「コンテンツファインダーマン」であれば、仕事に妥協は許さない。

ボク自身が“できうる限り”の努力で、該当ID前には装備も“ある程度”そろえて、コンテンツファインダーにのぞむ。この「できうる限り」や「ある程度」の尺度は人さまざまである。

「効率よく進みたかったら募集しろ」それは良くわかる。「初見でゆっくり行きたいなら募集しろ」これも良くわかる。

要するに、「自分自身の“我”を出したいなら募集しろ」というコトである。

コンテンツファインダーには、さまざまな背景や思惑を持った人たちが集う。そんな人たちが刹那的に醸し出す雰囲気を読み、その状況に対応できてこそ、プロの「コンテンツファインダーマン」なのである。

そのなかで、自分自身が偶発的にでもその雰囲気の中心に立つこともあるだろう。

さらに、自分自身の“我”を出したいのに募集できないヒト、空気を読めないヒトが現れるコトもあるだろう。

だから人間はおもしろい、なんて言うつもりはない。そこまで、ボクは人間ができていないのである。

今回は、ボク自身がその刹那的なPTの中心になってしまった話をしたい。

メインクエストを進めて「逆さの塔」が解放された。

装備的には挑むのに問題は無いのだけれども、いまでは「詩学」である程度装備がそろうので、「初めてのIDなので、もう少し装備をそろえておきたい」と考えた。

ボク自身はShinryで2周目なのだけれども、1週目ではココまで進んではいない。完全な「初見」なのである。

これはボク自身の完全に個人的な見解だから、気にしないでほしいのだけれども、ボク自身は「初見」であれば、出遅れている身として事前にIDの内容を調べて、装備をできる限り整えて行く。

だから、昔は「ストーリー進行が遅い」と揶揄されたものであるが、プロの「コンテンツファインダーマン」としては妥協は許さないのである。

決して、プレイ時間が少ないからではないのである。

「逆さの塔」へ調べて挑む前に、「詩学」を獲得しようとルーレットをコンテンツファインダーにて申請した。

ここで、ボクは完全にミスをした。

4.0になり、仕様が変更され「逆さの塔」が経験値を獲得できるダンジョンとして、ルーレットの適用内になっていたのである。

ルーレットで引いたのは「逆さの塔」。もう、完全に何も知らない、本当に純粋な「初見」なのである。

「やばい……」と思いつつも、攻略は開始される。

ID開始前に大抵はアチーブが付くので「初見です」と伝える。ただ、今回の「初見です」はいつもの「初見です」以上に、「しょしょしょ、しょ初見でっす」という感じだったと思われる。

その雰囲気を感じ取ったのか、各ボス前では簡単に「気を付けるポイント」をサッと発してから挑んでくれた。

「これは、プロ中のプロのコンテンツファインダーマンだ」と感心しながら、無事攻略は終了した。

考えるにこのヒトは、息を吐くかのように、当たり前にヒトに優しくできるヒトなのかなと思えてしまった。嫌味なく自然となされたその行動に、ボク自身は随分と救われたのである。

人間とは、「イヤだ」などという負の感情は常に記憶に残るものであるが、こうした「やさしさ」に対しては、当たり前として慣れてしまう罪な生き物である。

ボク自身は、こうした「やさしさ」を留めおきながら、さまざまな「好き」を増やして「全力で楽しむ」ことを少しでもまっとうできたらと思っている。

さらに、見返りなく接せられる「やさしさ」を持つことも、ボク自身目指していきたい。

新たなバージョンアップによる周囲の高揚感や期待感、それによって生み出された“お祭り”的な雰囲気に、完全に蚊帳の外ながら、「全力で楽しめよ、もったいないぢゃん」と後押しをされているような気がする。

ボクもこれを機に、プロの「ぼっちスト」をそろそろ卒業しようかと考えている。

でもその前に、「30分プレイして1時間ほど放置して、30分プレイして落ちる」などの、もはやオンラインゲームを遊ぶプレイタイムではない、時間のやりくりを是正していきたい。

 

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Author: helio Shinryuサーバーで、ララフェル召喚士として、がんばると決めた! 「FF14 BLOG ANTENNA」の運営もがんばっちょりまっする!